2025年04月19日

リングライトの修理


1.はじめに
 ブログに掲載する写真を撮影する際に使っていたリングライトが故障して、電球色から色の変更ができなくなってしまいました(写真撮影時は通常白色光を使用)。
 リングライトを二つ持っているので調子の悪い方は暫く放置していましたが、重い腰を上げて修理してみました。


2.分解
 ケースにはネジのようなものが見当たらないので以前購入した隙間をこじ開ける工具を使って分解しました。専用工具なので流石にマイナスドライバなどでこじ開けるよりも作業し易かったですね。
 コード付近は嚙み合わせ式になっていましたが、他の部分は数か所接着剤で固定されていました。

分解後のリングライト

 コードが接続されている部分のズームが下の写真です。黒色のコードが外れていますね。組み立てた状態でコードの付け根が固定されていなかったのでこうなるのは時間の問題だったと思います。

コード接続部


3.修理
 修理後の状態が下の写真です。今後のことも考えてコード色を表すアルファベットを記入しておきました。また、組み立てた状態でコードが固定されるように最近購入した電気絶縁耐熱ハーネステープをコードの付け根に巻きました。

修理後の状態

 噛み合わせ部分の反対側に瞬間接着剤を少し塗布して組み立て、暫くしてから三脚に接続しようとしたら三脚側のネジを受けるナットが付いていないことに気が付きましたorz
 最初の写真を確認すると確かにナットが付いていますが、修理中に一回ケースを床に落とした際に外れたものと思います。部屋の何処かに小さなブラックホールがあるらしくいくら探しても見つかりませんでした。手持ちのナットで代替えできないか確認しましたが流石にこのサイズのナットはありません・・


4.三脚用ナットの制作
 ネットで確認したところ、「三脚用のネジの規格は直径が1/4インチ(約6.3mm)で、ネジのピッチは1インチ(25.4mm)の中に20個の山がある」と言うことが判ったので3Dプリンタで作成することにしました。
 ナットが入っている部分が狭くてノギスで正確に採寸できないため、何度か出力し直して漸く下図に辿り着きました。強度を確保したいためなるべく隙間を開けないように設計したのですが2/3くらいしか入らず、どこがぶつかっているのか良く判らなかったのです。こんな時は歯を治療した時に歯医者さんが使う嚙み合わせをチェックする赤色に変色するカーボン用紙のようなものがあれば便利かなぁと妄想しましたw。

三脚取付用のナットの設計(CAD画面)


5.今回の作業での反省点
 そもそも今回の作業はナットを失くさなければすんなり完了できたはずです。反省点として下記の点を今後の作業で気を付けることにします。
  • 分解した際はすぐに取り外せるものはそのままにしないで取り外して置く
  • 修理の対象物を床に落とさない

posted by skyriver at 00:59| Comment(0) | 修理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年12月01日

小型ミシン(Cute)の修理

 9年前に購入したおもちゃのような小さなミシンを久々に使ってみました。AC アダプタとフットペダルが付いて2千円ちょっとでした。

2014年5月に購入した小型ミシン(Cute)

 しかし、いざ電源を入れてみると動きがスムーズでは無く周期的に引っかかる感じだったので分解してみました。中を覗いてみるとその構造に圧倒されました。すごぃ・・・
 構造もさることながら AC アダプタとフットペダルまでついて2千円というのもすごいですね。

分解時の様子

 中の部品を確認するとギアが割れていて割れた部分の歯の間隔が広いせいで受け側のギアがその箇所で引っかかる状態でした。

破損したギア

 幸いにも大きめで低速回転のギアだったので3Dプリンタで作ってみることにしました。現物を採寸し、CAD入力したものが下図です。

CADで設計したギア

 下の写真は黒色の PETG フィラメントで出力したギア(右側)と破損したギア(左側)です。大きめのギアなので 0.4mm のノズルでも問題ありませんでした。また、PETG なので元々のギアと比較して強度的にも大丈夫そうです。

破損したギア(白)と作成したギア(黒)

 作成したギアに入れ替えた後は動きもスムーズになりました^^

ギアの交換後

 組み立ててみたところ、下糸が全く出てきません。構造を確認したところ、下糸の部分にある上糸を引っ掛ける機構(釜)と針の上下運動とのタイミング調整が必要なことが判り、ネットで探したところ、「ジャガイモの工具箱」ブログの「マクロスキュートミシン改造」の記事に有用な情報があるのを見つけました。先人の情報公開に感謝です。

 釜の爪の位置調整は上記の記事の情報通りに針が最も降りた時点で下図のように調整しました。この位置から前後のギアの歯に入れた場合も評価しましたが、この位置が最も動作が良好でした。

釜の爪の調整位置

 上記の記事には電源部にコンデンサを追加することでモーターへの瞬間的な負荷に対する耐性が増すということも書いてあったので、手持ちの 16V 1000uF の電解コンデンサを追加しました。コンデンサはタイラップで固定していて、コンデンサを締め付けるのは良くないので納豆ケースから切り取った帯を巻いた上でタイラップで固定しています。配線はギアに絡まないようにホットボンドで固定しました。

追加コンデンサ実装後の状態

 しかし、時々縫い目に下糸が絡まないことがあり(この症状は以前にもあったが頻度が増した)、本調子ではないようです・・


★追記 2023/12/02
 針を固定し直したり何度も試行錯誤しているうちに調子が戻りました^^
 何が原因だったかは明確ではないですが、今まで上記の分解写真の右下の大きなギアでタイミング調整していましたが、今回交換したギアとポールの逆側のギアとの位相差(1/3ギア=360/9/3°程度ずれている)が原因である可能性があります。針の右側には釜の爪が通るくぼみがあるので針が一番下から少し上昇した時にそのくぼみに爪が入るようにするといいようです。

針と釜の爪との位置関係

 戻し縫いと数種類の縫い目に対応したもう少し高級な玩具ミシンが Amazon で5千円弱で買えるのでもう少しでポチリそうになりましたが復活して良かった。因みに AliExpress で同様のものが円安などの影響で7千円以上で円安前に仕入れた Amazon 業者との値段の逆転(AliExpressの方が高い)が発生しているようです。
 ミシンの調子が復活すれば裾上げもあっという間に完了です。コンデンサ追加の効果かは判りませんが、継ぎ目のところもミシンで走破できました。

裾上げ例(裏側から見た様子)
posted by skyriver at 23:52| Comment(2) | 修理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年09月11日

マウスホイールの修理

 手に馴染んていて愛用しているマウス(エレコム M-XGM10BBBK)のホイールの調子が悪くなりました。具体的な症状はホイールでスクロールダウン(CAD系ソフトではズームアウト)操作で最初に逆方向に反応して中々思ったように操作できませんorz

 この状態でCADソフトを使うと忍耐力の要請ギブスになります(でも暫く使ってた)w

愛用しているマウス(M-XGM10BBBK)

 パソコンが非力で録画中に YouTube を見ると音が飛んだりすることもあるので BlueTooth 絡みの問題かと思い、BlueToothを V4.0 のものから V5.1 へ変えたのですが同じ状況でした。試しにマウスをノートパソコンへペアリングしたところ、同様の症状が出たのでマウスが原因であることが判りました。
 このマウスは 2021年10月に購入したもので値段もそれほど高くはないので買い替えも考えましたが、他の部分は問題無いので修理してみることにしました。修理するには分解する必要がありますが、裏面のマウスソールが貼ってあるところを爪を当てて確認すると3つのネジの場所が判りました(下図)。
 因みに電池カバーが白いのは「マウスの電池カバーの修理」の記事で書いたように3Dプリンタで作成したものだからです。

ネジの場所

 マウスソールのネジの場所をデザインナイフで繰り貫くとY型のネジの頭部が見えました。

ネジ部分カット後の様子

 この3つのネジを外すことで簡単に分解できました。強力なブロアがあればいいのですがないので手持ちのカメラ用のブロアでごみを取り除きました。ホイールのセンサ部分には髪の毛が絡まっていたのでピンセットで取り除きました。

分解後のマウスの様子

 組立後、ホイールの調子は良くなりましたが、まだ本調子では無い感じです。しばらく様子を見てみたいと思います。


★追記 2023/09/13
 その後もやはりホイールの調子が悪く、イライラが募る状態でした。
 マウスの構造を再考してみるとホイールのエンコーダー部分はユニットになっていて外部からのゴミの影響は受けにくそうです。軸の部分の動きを確認して見ましたが、空回りしている様子はありませんでした。
 ということは・・・多分、エンコーダー内の接触不良ですねぇ。エンコーダーの軸の両側から接点復活スプレーを掛けたところ、イライラの元が見事に解消しました^^

ホイールのエンドーダー部分


posted by skyriver at 17:38| Comment(0) | 修理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする