2026年02月20日

「サンプルコード365+1」のケース作成


1.はじめに
 翔泳社さんから「サンプルコード365+1」を頂き、ケースを作成してみましたので記録しておきたいと思います。


2.サンプルソースの応募
 翔泳社さんが40周年記念の日めくりカレンダー企画「サンプルコード365+1」に掲載するサンプルコードを募集していました。

※CodeZineさんのサイトより引用

 そこでGAME言語と Verilog HDL の短いソースを応募してみたところ、2件とも採用され発売前に「サンプルコード365+1」の見本を2つ送付して頂きました。

受け取った日めくりカレンダー「サンプルコード365+1」の見本


3.ケース作成
 日めくりカレンダーは思ったよりも重厚で厚さが3センチ程あります。
 このままでは少々扱い辛いし、1日毎に1枚を捨ててしまうのも勿体無いのでケースを作ってみました。下図が設計したケースのCAD画面での表示です。

日めくりカレンダーのケース(CAD画面)

 図からは判り辛いですが背面から最下面に紙を入れられるようになっていて、使い終わった最上面のカレンダーを最下面に移動することで再利用できるようにしています。
 また、なるべくシンプルなデザインになるように心がけ、強度を上げるために辺の部分を太くしてみました。


4.ケースの造形
 3DプリンタでPETG フィラメント(メタル ライト グレー)を使って造形しました。下の写真は剥がした表紙を最下面に格納している時の様子です。このようにすればカレンダーを繰り返し使用できますね。

最下面への格納

 カレンダーを再利用可能にしたことで4/1から始まるこのカレンダーを今日から使うことができるようになります。

ケース入りの日めくりカレンダー


5.まとめ
 翔泳社さんの40周年記念の日めくりカレンダー企画にサンプルソースを応募し、採用されたことで発売前に見本のカレンダーを頂きました。このカレンダーは吊るすこともできないのでケースを自作し、再利用できるようしました。

 尚、今回作成したケースのSTLファイルは下記からダウンロードできます。CC BY-NC-SAライセンスとします。

[履歴]
  • Ver 0.02 2026/02/21 背面に小型ロゴ追加
  • Ver 0.01 2026/02/20 公開


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2024年12月11日

MPLAB SNAPのケース作成


1.はじめに
 PICの書込みは今までPickit3を使っていましたが今となってはかなり古い環境と言わざるを得ません。マイクロチップ社純正の低価格なインサーキットデバッガ/プログラマであるMPLAB SNAP(以降SNAPと記す)は発売当初(2018年?)は1700円台で購入できましたが、何故かすぐに値段が跳ね上がり7千円後半になってしまいました。しかし最近3千円程度に値下がりしたみたいなので購入してみました。
 SNAPは基板が剥き出しの状態でショートの危険がある為、ケースを作成しましたので記録しておきます。


2.購入したSNAP
 下の写真のようにSNAPは基板がむき出しになっています。Atmel のチップの右上に PIC/AVR の切り替え用のジャンパーピンがあり、従来のバージョンのようにR48の抵抗を取り外すことが不要になったようです(公式情報は未確認)。SNAPが入っていた箱には「Rev 2」と書いてありました。

MPLAB SNAP(トップ面)

 ボトム面が下の写真で基板に直にゴム足が貼られています。尚、シリアル番号はぼかしています。

MPLAB SNAP(ボトム面)

3.ケースの設計
 いつものCAD(Design Spark Mechanical )を使ってケースを設計しました。
 はじめにSNAPをざっくり採寸しました。

SNAPの採寸結果

 採寸したデータをもとにケースを設計していきます。ネジを使わずにキャップをはめ込む方式にしました。

SNAPのケース(CAD画面)

4.3Dプリンタでの出力
 「3DプリンタBambuLabA1miniの購入」の記事にも書いた最近購入したA1miniで出力してみました。最近の3Dプリンタは手を掛けなくても綺麗に出力できて楽ですね。
 下の写真がトップ面のUSBコネクタ側です。SNAPの文字を入れてみました。外見からは見えませんがSNAP基板上のLED部分のケースの板厚を薄くしてLEDの点灯状況が見えるようにしています。

SNAPのケース(トップ面USBコネクタ側)

 下の写真がピンヘッダ側でピンヘッダ用の窓サイズもピッタリですね^^

SNAPのケース(トップ面ピンヘッダ側)

 ケースのボトム面が下の写真です。ゴム足の代わりに同様の形状の足を付けました。

SNAPのケース(ボトム面)


5.STLファイルのダウンロード
 今回作成したケースのSTLファイルを下記のリンクからダウンロード可能です。商用利用以外であれば使用可能とします。
[履歴]
・Ver0.04 2026/02/01
 キャップ固定部を見直し、抜けにくくした
・Ver0.03 2024/12/22
 放熱用の網目を追加し、ロゴを太文字化
・Ver0.02 2024/12/12
 ピンヘッダ付近に信号名称のアルファベット文字を追加(下図参照)
・Ver0.01 2024/12/11
 公開

SNAPのケース Ver0.04

SNAPのケース Ver0.03

SNAPのケース Ver0.02

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2024年11月04日

フィラメントの湿気対策(その4)


1.はじめに
 「3DプリンタBambuLabA1miniの購入」の記事で書いたように Bambu Lab A1 mini(以降 A1mini と記す)を購入し、フィラメントの湿気対策として A1mini 用のフィラメントボックスを作成しましたので記録しておきたいと思います。


2.採用した密封容器
 保存容器自体は3Dプリンタで作るのが難しいので市販で安い密封ケースを探しました。フィラメントボックスの自作情報をネットで探すと DAISO の密封容器を使ったものが多いようですが横置きのタイプに足をつけて縦にする必要があります。 また、自作ボックスの殆どはセンターポールでスプールを支える方式ですが、フィラメントの交換が面倒なので外周支点型スプールホルダを採用します。
 Amazon でケースを探すと 1,500 円程度でフィラメントの収納にジャストサイズのケースがフィラメントボックス用として販売されています。
 今回採用したのはヨドバシさんで見つけた ¥669 の下記のもので、蓋の部分がシリカゲル格納用の構造になっています。パッキン式ではないことが気になりますが、蓋は本体の淵を 5mm 程度挟み込んでいて購入者のコメントで「のりがいつでもパリパリ」とあったので採用することを決めました。

★追記 2024/11/05 Amazonでも ¥608 で販売していました

 イノマタ化学 1216 保存容器 乾物 ストッカー 6.0 クリアーブラック
  • サイズ:幅100×奥行250×高さ305mm
  • 材質:本体=ポリプロピレン、フタ=ポリエチレン
  • 容量:6L
  • 耐冷耐熱温度:本体=-20~120℃、フタ=-30~70℃
  • 乾燥剤(シリカゲル)1個入り

イノマタ化学 1216 保存容器 乾物 ストッカー 6.0


3.フィラメントスプールホルダの改造
 密封ケースは幅が 10cm 以上になるとフィラメントボックスに使いやすい縦置きのケースが殆どなくなってしまうことが判ったので「フィラメントスプールホルダの製作(その3)」の記事で書いた外周支点型スプールホルダの幅をよりコンパクトになるように改造しました。
 横幅を縮める為にベアリングをローラー内に格納し、ねじ構造の部品を使ってベアリングを両側から挟み込むようにしています。

ベアリング(紫色部分)の固定方法

 CAD画面のキャプチャーも貼っておきます。幅は 86mm に収まりました。ボールベアリングの部分もすっきりしましたね^^

スプールホルダCAD画面(表側)
★変更 2024/11/05 横幅のサイズを見直しました
★変更 2024/11/11 ロール受け部分の強度を強化

 裏側が下図になります。従来からの踏襲でフレームは三つの部品を結合するようにしています。

スプールホルダCAD画面(裏側)

 前回は緑色のローラーの部分を従来のデルタ式3Dプリンタを使って ABSフィラメントで造形しましたが、ABSフィラメントを使い切ったので使いかけの緑色のPETGフィラメントを使いデルタ式3Dプリンタで出力しました。ローラーとローラー内のポール以外のパーツは A1mini で造形しています。フレームのネジの部分は横向きですがサポート材無しに出力できました。流石 A1mini ですね。

 3Dプリンタで造形したパーツを組み立てた後の写真が下図です。

スプールホルダ(表面)

 下の写真は裏側で結合部分もピッタリですね。この状態で床の上で押すと玩具の車のように走りますw

スプールホルダ(裏側)

 フィラメントスプールを乗せるとこんな感じです。フィラメントの多くは幅が 60mm なので少しだけ余裕があります。

フィラメントスプールとスプールホルダ


4.その他の部品
 手持ちの温湿度計をケース内に固定するための部品も作りました。

温湿度計用固定部品

★追記 2024/11/05 温湿度計固定部品の写真を追加 {
 写真では判り辛いですがアイロニング指定をオンにして造形しているので3Dプリンタの出力じゃないんじゃないかと思う程、ツルツルに仕上がっています。

温湿度計と固定部品
}
 その他に必要なものはプリンタまで繋ぐためのPTFEチューブとチューブ用のカップラーです。カップラーはフィラメントの抵抗が小さくなるようにチューブが下まで通せるタイプがいいです。

PTFEチューブを通せるタイプのカップラー(再掲)

 今回採用したケースにはシリカゲル収納用の棚が付いているのでまずはそのまま使いたいと思います。シリカゲルが足りない場合には別途内蔵型のシリカゲルバスケットを追加します。


5.完成したフィラメントボックス
 透明なスプールなので状態が少し判り辛いですが完成したフィラメントボックスが下の写真です。安定性を考慮し、幅の広い方(シリカゲル用の棚が無い側)を下にしました。フィラメントのサイズにジャストフィットです^^
 側面が曇りガラス状なので温湿度計の表示が少し見づらいですね。

完成したフィラメントボックス

 A1mini と接続した状態が下の写真です。想定通りにコンパクトにまとめることができました^^/

A1miniとフィラメントボックス


★追記 2024/11/06
 今回作成したフィラメントボックスはコンパクトで場所を取らないので蓋の色が透明な密封容器を使って従来から使っていたデルタ式3Dプリンタ用の物も作りました。
 蓋をしてから約12時間後の湿度を確認した結果が下の写真です。室内湿度が51%なのに対してフィラメントボックス内の湿度は17%まで下がっているので問題無いですね。

12時間後の温湿度計の表示


★追記 2024/11/09
 上の写真ではボックス内の湿度が17%まで下がっていますが、もう片方はシリカゲルを交換しても湿度が28%位までしか下がりません。そこで外界との接点であるフィラメント出力部のカップリング用のパッキンを作成してみました。
 使用したフィラメントはパッキンがTPUでナットはPETGです。あまり使用頻度は高くないですがTPUフィラメントもあると便利ですね。
 以前、AliExpress で販売しているパッキンセットを購入しようかと思ったこともありましたが「TPUで好きな形状のパッキンを作れるしなぁ」と考え思いとどまりました。

防湿用のパッキンとナット(CAD画面)

 フィラメント用カップリングと3Dプリンタで造形したパッキンとナットが下の写真です。3Dプリンタがあると自分で作れる範囲が広がり楽しいですね。

造形したパッキンとナット



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posted by skyriver at 12:09| Comment(0) | 3D_printer | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする