1.はじめに
穴あけ作業の環境を良くしようと思い、ボール盤とクロステーブルを購入したのでメモしておきたいと思います。
2.購入品
広い工作スペースは無いのでいずれも卓上のミニサイズの機器で、使用頻度も多いわけではないので機能も低い低価格帯のものです。
2-1.ボール盤
Aliexpressさんで7千円ちょっとで安売りしていた玩具のような卓上ボール盤を購入してみました。これで穴あけ作業が楽になるはずです。物価上昇傾向が続いているので背中を押されてしまいますねw。
| Model | BG-5178 |
|---|---|
| Power Adapter | Input:110V-240V AC, 50/60Hz Output:12-24V DC, 5A MAX |
| DC Socket | 5525 |
| Chuck Capacity | 0.6-6.5mm |
| Speed | 1400-2800 RPM |
| Rated Current | 3.5-5A |
下の写真が購入したボール盤です。リミットブラケットがまだ袋の中に入ってますね^^;
| 購入した卓上ボール盤 |
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2-2.クロステーブル
アルミ板に等間隔で穴開けしたかったので購入してみました。手持ちの小型CNCではアルミ加工は強度的に難しいと思います。
こちらはAliExpressさんよりもAmazonさんの方が安い(3,799円)ものが見つかりました。
| Model | 6300 |
|---|---|
| Travel distance | 50mm(Y) 200mm(X) |
| Strike scale | 1.25mm/circle 0.05mm/grid |
| Table size | 310*90mm |
| Table hight | 76mm |
| Base pitch | 102mm |
下の写真が購入したクロステーブルで値段の割にはしっかりした作りです。
| 購入したクロステーブル |
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3.クロステーブルの精度
今回購入したクロステーブルと同程度のサイズでバックラッシュが少ない高精度なブロクソン製のクロステーブルも市販されていますが、お値段が3倍程度します。
今回購入したものはツマミを回すとバックラッシュ分が抵抗が少なく回るので手の感触でもバックラッシュが大きいことが判ります。
そこで下図のようにダイヤルゲージを使用してツマミの操作による移動距離とバックラッシュを測定してみました。測定はX/Y軸共に移動範囲の中央部分で測定しました。
| ダイヤルゲージでの精度測定 |
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3-1.テーブル移動精度
X/Y軸共にツマミを一回転する毎に1.25mm移動します。ツマミには0.00から1.00まで0.25mm毎に数字が刻印されていて刻印の間には5つの目盛りがあるので一つの目盛りは0.05mmに対応します。1.00から0.25mm先が0.00の刻印部になります。
測定はバックラッシュが発生しないように目盛りが増える方向(X軸 :左に移動、Y軸:手前に移動)に回転して行いました。尚、計測時の室温は20℃です。
測定結果が下記の表でX/Y軸共に最大誤差は 0.1mm 以下で累積していくような誤差は殆ど認められませんでした。
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3-2.バックラッシュ
バックラッシュの測定はテーブルが動くまでツマミを逆回転しながらツマミの目盛りを0.00に合わせた状態でダイヤルゲージをゼロ調整し、その後、ツマミを正回転し、ダイヤルゲージの値が変化した時点の目盛りを読み取りました。
結果は下表の通りでX/Y軸共に 0.8mm 程度のバックラッシュがあるという結果でした。
また、ツマミを逆方向に回した場合のバックラッシュも何回か測定してみましたが同程度でした。長いネジのシャフトを回すことでテーブルに固定されたフィードスクリューナットが動くという構造上、バックラッシュ巾は移動方向に依存しないものと考えられます。
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4.まとめ
頻度はあまり多くない穴あけ作業用に安価なボール盤とクロステーブルを購入し、ダイヤルゲージを使ってクロステーブルの精度を評価してみました。
結果として、バックラッシュが生じないように注意すれば 0.1㎜ 程度の精度でテーブルを移動できることが判りました。
また、バックラッシュは 0.8㎜ 程度あり、テーブルを前後左右に動かしながら穴あけをした場合は、1mm程度の誤差が生じてしまうという結果でした。
★追記 2026/02/15
バックラッシュ対策としては全くレベルの違う話ではありますが「【フライス盤】押し勝手、引き勝手という考え方」の動画が大変参考になります。

