2026年02月13日

卓上ボール盤とクロステーブルの購入


1.はじめに
 穴あけ作業の環境を良くしようと思い、ボール盤とクロステーブルを購入したのでメモしておきたいと思います。


2.購入品
 広い工作スペースは無いのでいずれも卓上のミニサイズの機器で、使用頻度も多いわけではないので機能も低い低価格帯のものです。


2-1.ボール盤
 Aliexpressさんで7千円ちょっとで安売りしていた玩具のような卓上ボール盤を購入してみました。これで穴あけ作業が楽になるはずです。物価上昇傾向が続いているので背中を押されてしまいますねw。

ModelBG-5178
Power AdapterInput:110V-240V AC, 50/60Hz
Output:12-24V DC, 5A MAX
DC Socket5525
Chuck Capacity0.6-6.5mm
Speed1400-2800 RPM
Rated Current3.5-5A

 下の写真が購入したボール盤です。リミットブラケットがまだ袋の中に入ってますね^^;

購入した卓上ボール盤


2-2.クロステーブル
 アルミ板に等間隔で穴開けしたかったので購入してみました。手持ちの小型CNCではアルミ加工は強度的に難しいと思います。
 こちらはAliExpressさんよりもAmazonさんの方が安い(3,799円)ものが見つかりました。

Model6300
Travel distance50mm(Y) 200mm(X)
Strike scale1.25mm/circle 0.05mm/grid
Table size310*90mm
Table hight76mm
Base pitch102mm

 下の写真が購入したクロステーブルで値段の割にはしっかりした作りです。

購入したクロステーブル


3.クロステーブルの精度
 今回購入したクロステーブルと同程度のサイズでバックラッシュが少ない高精度なブロクソン製のクロステーブルも市販されていますが、お値段が3倍程度します。
 今回購入したものはツマミを回すとバックラッシュ分が抵抗が少なく回るので手の感触でもバックラッシュが大きいことが判ります。
 そこで下図のようにダイヤルゲージを使用してツマミの操作による移動距離とバックラッシュを測定してみました。測定はX/Y軸共に移動範囲の中央部分で測定しました。

ダイヤルゲージでの精度測定


3-1.テーブル移動精度
 X/Y軸共にツマミを一回転する毎に1.25mm移動します。ツマミには0.00から1.00まで0.25mm毎に数字が刻印されていて刻印の間には5つの目盛りがあるので一つの目盛りは0.05mmに対応します。1.00から0.25mm先が0.00の刻印部になります。
 測定はバックラッシュが発生しないように目盛りが増える方向(X軸 :左に移動、Y軸:手前に移動)に回転して行いました。尚、計測時の室温は20℃です。
 測定結果が下記の表でX/Y軸共に最大誤差は 0.1mm 以下で累積していくような誤差は殆ど認められませんでした。

X軸の移動精度
Y軸の移動精度


3-2.バックラッシュ
 バックラッシュの測定はテーブルが動くまでツマミを逆回転しながらツマミの目盛りを0.00に合わせた状態でダイヤルゲージをゼロ調整し、その後、ツマミを正回転し、ダイヤルゲージの値が変化した時点の目盛りを読み取りました。
 結果は下表の通りでX/Y軸共に 0.8mm 程度のバックラッシュがあるという結果でした。
 また、ツマミを逆方向に回した場合のバックラッシュも何回か測定してみましたが同程度でした。長いネジのシャフトを回すことでテーブルに固定されたフィードスクリューナットが動くという構造上、バックラッシュ巾は移動方向に依存しないものと考えられます。

X軸のバックラッシュ
Y軸のバックラッシュ


4.まとめ
 頻度はあまり多くない穴あけ作業用に安価なボール盤とクロステーブルを購入し、ダイヤルゲージを使ってクロステーブルの精度を評価してみました。
 結果として、バックラッシュが生じないように注意すれば 0.1㎜ 程度の精度でテーブルを移動できることが判りました。
 また、バックラッシュは 0.8㎜ 程度あり、テーブルを前後左右に動かしながら穴あけをした場合は、1mm程度の誤差が生じてしまうという結果でした。


★追記 2026/02/15
 バックラッシュ対策としては全くレベルの違う話ではありますが「【フライス盤】押し勝手、引き勝手という考え方」の動画が大変参考になります。


posted by skyriver at 19:09| Comment(0) | 購入 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年11月16日

スターリングエンジン教育モデルの購入


1.はじめに
 以前、YouTubeで「体温で動くエンジン作ってみた【スターリングエンジン】」を見てからずっと気になっていたのですが、AliExpressさんのサイトでスターリングエンジンの教育モデルが2千円程で安売りされていたので購入してみました。
 尚、スターリングエンジンの動作原理については上記の動画でも説明されていますが、Wikipediaにも詳しく書かれています。


2.商品着荷
 11月11日の夕方に注文して16日の朝に届きました。中々早いですね。
 下の写真が今回購入したスターリングエンジンの教育モデルで、形状に合わせてくり抜いたスポンジ状の緩衝材に保護され、完成した状態で届きました。

スターリングエンジン(教育モデル)


3.動作確認
 丁度、コーヒーを入れていたところだったので、コーヒーカップの上に載せてみたところ、最初はうまく回りませんでしたが、少し時間をおいてから手で軽く回転させると回転速度が加速し、継続して動くようになりました。底面が暖まるまで少し時間がかかるようです。
 回転軸が少しずれているようですがベアリング自体に少し遊びがあるようなので、修正するにはベアリングの交換(またはベアリングを2個にする等の改造)が必要そうです。
※追記
 コーヒーを入れ替えて熱いうちに回してみたところ、回転速度が上がるにつれて遠心力によりブレが小さくなり、ブレ幅があまり気にならない状態で回転するようになりました。

 X(旧Twitter)に投稿したメッセージに添付した動画も貼っておきます。



4.まとめ
 こんな簡単な構造でもしっかり動くのはたいした物ですね。見ていて飽きません^^
 また、冒頭で紹介したYouTubeの動画ではアルミ材をCNCで削り出して制作していますが、私のCNCミニルーターではアルミの削り出しはできそうにありません。アルミの切削もできるCNC環境に憧れてしまいますね。


posted by skyriver at 11:42| Comment(0) | 購入 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月20日

マイクロスコープの購入


1.はじめに
 表面実装部品を使ったプリント基板を組み立てた際に目視確認や導通チェックを行います。目視確認の時にLED照明付きの光学式の手持ちタイプで60倍と120倍の切り替え可能な顕微鏡をメインに使っていたのですが視野が狭くて不便に感じていました。
 AliExpressさんでスタンド付きで画面サイズが7インチのマイクロスコープを3,873円で安売りしていたので購入し見ました。


2.マイクロスコープの仕様
 年齢とともに目も見え辛くなってきた(近眼なので近くは良く見える)ので画面サイズは広めの方がいいと思い大きめの7インチのものを選びました。主な仕様は下記のとおりです。

購入したマイクロスコープの仕様
  • 画面サイズ:7インチIPS
  • 画素数:500万画素
  • 倍率: 1200x
  • 画像解像度: 5M (2592*1944) 補間、3M (2048*1536) 補間、
    2M (1920*1080) 補間、1M (1280*720) 補間、
  • ビデオ解像度: 1080P (1920*1080)、720P (1280*720)
  • 焦点距離: 0-110mm
  • 光源: 8LED
  • バッテリー容量: 2000mAh
  • 作業時間: 3.5 時間以上
  • 充電時間: 3 時間以上
  • 画像形式:JPG
  • ビデオ形式: AVI
  • サポートシステム: WindowsXP/Vista/Win7/8/10/11、Mac11.0以降
  • 言語: 英語、ドイツ語、中国語、スペイン語、フランス語、日本語など。
  • ポート:USB-C、TFカードスロット(32GBをサポート、パッケージは含まれません)


3.外観
 下の写真は「HD64180Compact(その9)PCBへの部品実装」の記事で書いた HD64180Compact 基板を拡大している様子です。7インチの広い画面にSMD部品がはっきり見え、視野もそれなりに広いですね^^
 尚、下の写真はLCD画面が写り易くなるようにLCDの輝度を落とし、カメラの露出もかなり低めに設定しています。

マイクロスコープの外観


4.LCDカバーの作成
 長い間放置しているとLCDの上に細かなゴミが付着してくるのでLCDの保護も兼ねてカバーを作成しました。
 初めはカバーを固定するためにカバーに爪を付けようと思っていましたが、LCD部分の側面が曲線なので爪を引っ掛け辛いこと及び、LCDが上向きなので爪が無くてもカバーのサイズをケースにフィットするようにすれば不用意に外れる心配はなさそうなので爪無しの単純な形状にしました。

LCDカバーの設計(CAD画面)

 下の写真はカバーを装着した状態のマイクロスコープです。上記の仕様には書いていませんが左下に写っているリモコンも付属しています。

カバー装着状態のマイクロスコープ


★追記 2025/11/15
 リモコンが行方不明にならないように本体に取り付けられるホルダーを作成しました。

リモコンホルダー(CAD画面)

 下の写真は3Dプリンタで造形したホルダーを装着した状態のマイクロスコープの様子です。フィラメントはTRONXY製のPETG(グレー)を使いました。金属っぽい光沢でなかなかいいですね。

マイクロスコープ with リモコンホルダー


posted by skyriver at 19:33| Comment(0) | 購入 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする